一般質問 平成24年(2012年)3月議会

平成24年 第1回(3月)定例会一般質問項目

  1. ご当地グルメ事業について
    1. 事業の目的について
    2. 事業の内容について
    3. 今後の予定について
  2. 知多市ふるさとハローワークについて
    1. 相談体制について
    2. 利用実績について

平成24年 第1回(3月)定例会一般質問議事録

◆3番(林秀人)
議長のお許しを得ましたので、先に通告の2件について質問をいたします。
まず、1番目は、ご当地グルメ事業についてであります。
先の市長の施政方針演説においても、この事業について述べられておりましたが、新規事業であり、今後、市民の皆様の注目も高まることが予想されますので、詳しくお聞きしたいと思います。
人口減少社会となり、地域の活力を維持していくには交流人口の増加が必要であると言われています。そのきっかけとして、地域の個性があふれる魅力ある食、ご当地グルメが注目されています。こうした状況から、ここ数年、日本各地でご当地グルメを利用した地域振興活動が大変盛んになってきております。ご当地グルメは、地産地消や域内の食料自給率の向上、さらには地域経済の活性化も期待できる事業です。この事業により、様々なアイデアが提案され、市としてのご当地グルメが定着すれば、新たな設備投資をすることなく飲食分野を開拓することも可能です。
また、この事業は、本市にとって魅力あるものにすることが可能だと思います。なぜなら、現状において、本市は商業機能の集積が低いため、他市に比して商業力が比較的弱く、市民の皆さんの収入が消費という形で市外に流出しています。商業力を示す指標の1つとして、小売吸引力指数がありますが、知多市は0.58です。この数値は、1.0を超えていれば他の市町から購買が流入していることになり、1.0を下回ると他の市町に購買が流出していることになります。ちなみに知多半島の他市町の数値は、東海市0.92、大府市0.90、常滑市0.71、半田市1.17、東浦町1.11、阿久比町1.31、武豊町0.65、美浜町0.58、南知多町0.52となっています。近隣市町は、知多市より数値が高いため、毎年、知多市民の多くのお金が他市町で消費、購買されていることになります。私は、このことが雇用力や昼夜間人口比率等の低さにもつながっており、結果、税収、財政に少なからぬ影響を与えていると考えています。
こうした弱点をこの事業により補い、商業力の向上を図ることも可能ではないでしょうか。知多市には本来お金があると思っています。市内でがっちり循環させることで、雇用も増やし、知多市で育った子どもたちがずっとずっと住み続けられるようにしていきたいと考えます。特に、この事業は市長の発案とお聞きしておりますので、市長の熱い思いを語っていただければと思います。
それでは、質問に入りたいと思います。
まず、1点目、事業の目的について、2点目、事業の内容について、3点目、今後の予定について、以上お伺いして、壇上からの質問を終わります。
(3番 林 秀人議員 降壇し質問席へ移動)
○議長(大島大東)
市長。
(市長 登壇)
◎市長(加藤功)
3番 林 秀人議員の御質問にお答えいたします。
御質問の1番目、ご当地グルメ事業についてでございますが、40回目の節目を迎える知多市産業まつりを盛り上げるため、さらに商工業の活性化を図るため、知多市商工会が主催いたしますご当地グルメ事業を全面的に支援してまいりたいと思っております。
御質問の1点目から3点目までにつきましては、産業経済部長から答弁させますので、よろしくお願いいたします。
(市長 降壇)
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の1番目、ご当地グルメ事業についての1点目、事業の目的についてでございますが、平成24年度の産業まつりが40回目を迎えることから、祭りを盛り上げる企画として、産業まつり実行委員会において自慢料理を出す企画をとの提案もあり、ご当地グルメの事業を産業まつりで行うこととしたものであります。
グルメ大会を活用して、人おこし、まちおこしが全国各地で行われており、知多市においても、こういった大会を行うことにより、商店や広く市民グループにも参加していただき、祭りを盛り上げることを目的として取り組んでまいります。
次に、2点目、事業の内容についてでございますが、現在、商工会とともに実施要領を調整しているところでありますが、市内商店や市民グループの方々から広く募集を行い、15から20程度の自慢料理の出品を想定しております。産業まつりにお出かけいただいた市民の皆様によるコンテストを行い、1番の評価を得ました料理を地域の活性化につながるグルメとして、また本市を代表するグルメとして認定を予定しております。その後、レシピの公開やグルメの提供店舗を募るほか、多くの市民や本市を訪れる観光客などの皆様に認知いただけるようPRなどを行い、本市を代表するご当地グルメへと成長してくれればと考えております。
次に、3点目、今後の予定についてでございますが、実施要領ができましたら、参加者を広く募集するため、商工会報、市広報、ホームページやチラシなどにより、参加者の募集を行ってまいります。また、参加者と出品グルメが決まりましたら、当日のグルメ大会を盛り上げるため、事前に出品をいただくグルメに関する情報などもPRしてまいります。
いずれにいたしましても、現在、商工会や関係機関とご当地グルメ事業の実施場所や方法などの実施要領について調整を行っているところであり、産業まつりを盛り上げる事業となるよう進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
御答弁ありがとうございます。
それでは、再質問させていただきます。
まず、1点目ですが、コンテスト形式で順位を決めるとのことですが、優勝したグルメを本市の代表グルメにするのかについてお聞きいたします。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、本市には各飲食店での自慢の料理はあるものの、本市を代表するグルメがないこともあり、今回、ご当地グルメ大会を行い、優勝した料理を本市の代表グルメに認定し、レシピの公開やグルメ提供店舗を募って市民や観光客の皆様に食していただき、地域の活性化につながればと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
ありがとうございました。
次に、参加していただく方の要件のようなものは決めておられるのでしょうか。例えば提供数量や居住地など参加者の制限についてお聞きいたします。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、会場内で100食程度を調理、提供できることを条件と考えており、参加者は市内から広く募集するもので、飲食等のお店や市民グループの方々から多くの参加を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
ありがとうございました。
今、ご当地グルメはB級グルメとも呼ばれており、B級グルメの祭典としてB1グランプリが大変注目をされています。また、当市でも新舞子が、みなとオアシスちた新舞子として認定されています。みなとオアシスにおいても、みなとオアシスSea級グルメという名称でご当地グルメ大会が企画されています。
そこで、これらB1グランプリやSea級グルメへの参加についてのお考えをお聞きいたします。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、B1グランプリは料理を通じて地域をPRすることで地域活性化を目的としたまちおこしイベントとなっており、ここに出店するには一定の活動実績がある団体であり、愛Bリーグの支部加盟会員になり、その後、本部加盟会員である必要があります。また、Sea級グルメ全国大会は、全国みなとオアシス協議会に加盟していることが条件となっております。
いずれにいたしましても、グルメ大会に参加となりますと、本市を代表するグルメが市民をはじめ多くの皆さんに認知していただくことが必要となりますので、まずは市民の皆様に認知していただくことが第一歩と考えており、参加はその後の状況となりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
ありがとうございました。
それでは、要望いたします。
この事業をきっかけに市内の飲食店さんが新メニューを開発するような動きになるなど、実際の商業の活性化につながるように工夫していただきたいと思います。また、盛り上げるためにも、事業のネーミングやマスコットキャラクターも公募するなどしていただきたいと思います。
以上、要望いたしまして、1番目の質問を終わります。
次に、2番目、知多市ふるさとハローワークについて伺います。
ふるさとハローワーク、地域職業相談室は、公共職業安定所が設置されていない市町村において、国と市町村が共同で運営する職業相談、職業紹介等の窓口で、知多市では平成21年7月1日に開設されています。報告によると、年々利用される方が増えているとのことですが、1点目、相談体制について。2点目、開設後2年が経過し、間もなく7月で4年目に入るわけですが、これまでの利用実績についてお聞きいたします。
○議長(大島大東)
市長。
◎市長(加藤功)
御質問の2番目、知多市ふるさとハローワークについてでございますが、平成21年7月に、市民の雇用機会の拡充を図ることを目的に、半田職業安定所の御協力をいただき、知多市ふるさとハローワークが開設されました。日本の雇用情勢は、持ち直しの動きも見られるものの東日本大震災の影響もあり依然として厳しい状況でありますが、引き続き仕事を求める市民の皆様に職業相談や紹介を行うなど支援してまいります。
御質問の1点目及び2点目につきましては、産業経済部長から答弁させますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の2番目、知多市ふるさとハローワークについての1点目、相談体制についてでございますが、ふるさとハローワークでは、半田職業安定所から相談員2名と来訪者の受け付けや求人自己検索機の利用管理を行う市の臨時職員1名の常時3名体制で求職者への相談を行っております。具体的な相談業務としましては、求職者との面談を通し、就職希望事業所の求人票の要件確認や面接日の決定、その際の紹介状などの発行業務と履歴書、職務経歴書の記載指導や面接の受け方のアドバイスなどを行っております。
次に、2点目、利用実績についてでございますが、開設いたしました平成21年度から本年度2月までの月当たり平均では、求職相談は21年度が291件、22年度が292件、本年度が259件、紹介件数は21年度が201件、22年度が227件、本年度が203件、就職件数は21年度が29件、22年度が40件、本年度が40件となっています。このように求職相談や紹介件数ではばらつきがありますが、就職件数は着実に実績を上げています。
今後とも半田職業安定所と連携を図りながら知多市ふるさとハローワークを支援してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
御答弁ありがとうございます。
それでは、再質問をさせていただきます。
利用者が増えて順番待ちがあるとのことですが、順番待ちをしている方への対応についてお聞きいたします。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、知多市ふるさとハローワークには、多い日で70から80名の方が訪れており、求人自己検索機の利用につきましては、受付で番号札を渡し、不公平のないようにしております。また、多くの方に求人自己検索機を御利用いただくために、4台あります検索機の利用を1人最大30分までに制限しております。さらに、相談窓口でも番号札を渡し、混乱のないようにしております。
なお、時間待ちの方には、ハローワーク発行の週刊求人情報や市商工会の求人情報を設置し、求人情報を確認していただいておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
御答弁ありがとうございます。
2点目について再質問をさせていただきます。
知多市の利用実績について、年々増加しているとのことですが、経済状況としては依然厳しい状況にあります。そこで、半田管内の雇用状況についてお聞きいたします。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、愛知労働局が公表しております有効求人倍率において、半田管内では東日本大震災後の4月が0.59倍であったものが、12月には0.87倍と雇用の改善がうかがえますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
御答弁ありがとうございます。
それでは、最後に知多市内の雇用状況についてお聞きいたします。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、半田ハローワークが公表しております地域別の新規求人倍率によりますと、月ごとに変動はあるものの、昨年の4月が0.42倍で12月が0.92倍と知多市内においても雇用の改善がうかがえますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
ありがとうございました。
それでは、要望いたします。
市内雇用の促進のため、知多市ふるさとハローワークはとても重要な就業支援拠点です。限られた運営資源を今後も効率よく活用いただき、さらなる利便性の向上を通して、市内の雇用増につなげていただきたいと思います。
それでは、以上をもちまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)
○議長(大島大東)
3番 林 秀人議員の質問を終わります。

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