日本は今「需要の飽和」が起きている

日本の財政赤字について皆さんはどうお考えでしょうか。有名な経済評論家の中にも色々な意見があります。赤字国債といっても、もともとは民間の貯蓄が金融機関に預けられ、その運用先として日本の金融機関に買われているのが大半なので全く問題はない、という考え方の人もいます。一方で危機的な状況で一刻も早く財政再建すべきとの考え方もあります。

今注目の経済評論家は、日本経済を立て直すためには赤字国債を思いきって発行して国が需要を生み出すしかないと言っています。しかし、ここ最近の日本の政府は無駄の削減を唱え財政健全化路線を進んでいます。

不況対策は積極財政で、というのは経済学者のケインズの理論ですね。しかし、これは有効性が疑問視されています。単純に需要不足は公共投資で、という理論には抜け落ちている概念があると私は考えています。それは「需要の飽和」という考え方です。「需要の飽和」とは、「買いたいものがない」ことです。ケンブリッジ大学経済学教授のデニス・ロバートソンが述べています。

私は10年ほど前から「買いたいものがなくなったから不況なんだ」と考えています。シュンペーターという経済学者は最も重要なのは新しいモノやサービスをつくりだす「プロダクト・イノベーション」だと言っています。お金が天から降ってきたらありがたいです。でも、いつになるか分かりません。降ってこないかも知れません。でも、でも、その気になればイノベーションは明日からでもトライできます。日本のみなさん、ここは一つイノベーションってことで頑張ってみませんか!

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