私は今回の選挙では、選挙カーの使用は致しません。
選挙カーを使った街宣活動は一切いたしません。これは、寝ている赤ちゃんや小さなお子さん、病気でつらい思いをされている方々、お仕事の関係で昼間にお休みになりたい方々のことを考え、少しでも静かな選挙になればと思い、選挙カーを使った街宣活動は控えさせていただきます。
また、選挙カーには多額の公費が使われています。選挙カーのレンタル代、運転手代、ガソリン代が公費、税金で負担されています。選挙カーを使わない選挙はその分公費負担を減らすことができます。
選挙カーを使わないとともに選挙事務所も設置いたしません。その分の経費を選挙ポスターの印刷代に使わせていただきたいと思います。選挙ポスターの印刷代も公費負担されますが、こちらは自費でまかなわせていただきました。
私は、微力ですが、日本の選挙、そして政治を変えたいと思っています。政治を変えるには選挙を変えなくてはなりません。名前の連呼やしがらみで投票するのではなく、候補者の政策やその実行力を見比べ、票を投じるという選挙になって初めて、日本の政治が変わってゆくのではないでしょうか。ようやく地方選挙でもインターネットを使った選挙運動が解禁されました。今回の選挙はインターネット選挙が解禁されて初めての統一地方選挙です。
選挙カーも選挙事務所もない選挙。これを私は、ナイナイ選挙と呼んでいますが、これは、お金をかけない選挙がしたいと思ったからです。なぜか、それは、若い人に政治を志してほしいと思うからです。やる気と熱意があって、街の課題を解決したいと望む若い人に、お金をかけなくたって選挙はできるんだってことを証明したいからなんです。
政策比較が中心の選挙になれば、多額の公費とたくさんの人手がかかる選挙カーを使った選挙活動も、多額の費用がかかる選挙事務所設置もさほど意味を持たなくなります。
近代国家、日本。世界に冠たる科学技術大国「日本」の、主な選挙活動が名前の連呼です。選挙は、街を良くするための処方箋である「政策」を議論するための大切な機会です。投票率の低下が深刻な状況ですが、政策なき連呼合戦が原因では無いでしょうか。赤ちゃんや小さなお子さん、病気でつらい思いをされている方、お仕事の関係で昼間にお休みになりたい方に少しでも静穏を届けたい。同時に、有権者の皆様に政策を比較していただくために、政策を訴えることを中心とした選挙活動を行います。
現在の公職選挙法では、選挙期間中の文書図画の頒布や掲示に規制があります。一方で選挙カーを使った選挙活動は公費負担されます。私は、ここに問題があると思います。インターネット選挙が解禁され、ネット上の文書図画はかなり自由に公開することができますが、ネット閲覧環境がない方は、政策の比較についてはポスターか選挙公報くらいしかありません。そこで、将来的には選挙カーに対する公費負担をやめ、選挙公報の情報量を増やすことに公費を使うようにしてはどうかと思います。この件については、国会議員の方に考えていただきたいと思います。
近代国家にふさわしい選挙になるよう、制度改正を望みます。
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