「朝倉インターチェンジの特殊性についての考察」 西知多産業道路 朝倉I.C直進実験
- 2014/7/10
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今回の実験では、西知多産業道路 朝倉インターチェンジを降りて、右左折せずに道なりに直進した場合、どこに行き着くかを実験してみました。
結果的には、知多市清水が丘の住宅地内のT字路につきあたるわけですが、自動車専用道路のインターチェンジは通常、道路ネットワークの拠点ということもあり、他の拠点とスムーズに連絡していなければならないと言えます。
例えば、西知多産業道路の朝倉インターチェンジより1つ名古屋よりの横須賀インターチェンジは知多半島道路の大府東海インターチェンジと出口交差点から一度も右左折することなく直結しています。
また、朝倉インターチェンジより1つ南の長浦インターチェンジも知多半島道路の阿久比インターチェンジと出口交差点から一度も右左折することなく直結しています。
今回の実験では、朝倉インターチェンジの特殊性を浮き彫りにいたしました。朝倉インターチェンジを降りて直進していくとなぜ、朝倉団地を周回し、清水が丘のT字路に達するのか。
これは、朝倉団地が近隣住区論に基づいて設計されたからだと考えられます。近隣住区論では、通過交通が住区内に入り込み、スピードを出すのを防ぐため、わざと道路を曲げたり、見通しを悪くするという手法が取られます。
しかし、この手法が朝倉インターチェンジという知多市の玄関口ともいえる交通拠点の利便性を阻害しているとも言えます。
理想的には、朝倉インターチェンジは、知多半島道路の東浦知多インターチェンジと右左折することなく直結していることが望ましいと考えられます。
今後、どのようにしていけば、朝倉インターチェンジの利便性を高めることが出来るか、研究していきたいと考えます。
ぜひ、皆様のご意見をお聞かせください。
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