一般質問 平成23年(2011年)12月議会

平成23年 第6回(12月)定例会一般質問項目

観光施策について

  1. 観光基本計画について
    1. 改訂に向けた基本的な考え方について
    2. 現状における主な観光資源について
  2. 総合計画におけるめざす将来の姿と基本戦略について
    1. 観光資源の発掘方法について
    2. 物産品、土産品の開発について
    3. 観光客の誘致に向けた取り組みについて
    4. 歴史(遺跡を含む)、文化、伝統の観光資源としての認識について

平成23年 第6回(12月)定例会一般質問議事録

◆3番(林秀人)
皆様、おはようございます。議長のお許しを得ましたので、先の通告に従い観光施策について質問をいたします。
近年、本市においては、市税が減少し、普通交付税の交付団体となるなど、財政状況が大変厳しくなっています。こうした状況から、このままの経済情勢が続けば、夢のある市の将来像が描きにくくなるのではと憂慮しているところです。
このまちで毎日一生懸命、勉強やスポーツなどに励んでいる子どもたちが夢を膨らませることができるように、行政に携わる者として、まちの将来を見据えていきたいと考えています。
そのための一つの施策として、観光振興が挙げられると思います。そこで、今回は、観光施策について質問させていただきます。
夢のあるまちの将来像を確立するためには、観光という要素は非常に重要であると言えます。なぜなら、観光というのは、まちの特徴であり、魅力であり、すぐれた一面であるからです。すぐれた一面に光を当て、それを認識することは、自信につながり、ひいては、夢のあるまちの将来像を描くことにつながります。特に知多市においては、定住人口の大幅な増加が期待できない現状であり、観光振興による交流人口の拡大が経済活動を活発にする有効な手法であると考えられるからです。
また、一方で国も、観光立国を目指し、観光立国推進基本法、観光立国推進基本計画を策定し、今後の我が国の経済成長分野の柱に観光を位置付けております。
そこで、本市における第5次総合計画で示された観光の位置付けや本市の観光振興のあり方を定めた観光基本計画を踏まえ、市の考え方をお聞きし、そこから私なりの提案もさせていただきたいと思います。
観光基本計画は、平成15年3月に策定され、現在8年が経過しております。この観光基本計画の策定には、私も専門部会の部会員として参加をさせていただきました。今回、改めて読み返すと、時代の変化に伴わなくなっている部分も見受けられますが、本市の観光振興を進める上での基本的な考え方は示されていると感じております。
当時、策定に向けて会議を重ねる中で、委員の方たちや市の職員の方たちと知多市の将来にかかわる重要な内容であるとの認識を共有しておりました。今まさに財政面において暗雲が立ち込める中、この計画を再確認するとともに、観光振興に光を当て、本市の経済活性化の柱の一つにしていきたいと考えています。
将来に向けて夢を抱き、それを実現させるべく努力を積み重ねている子どもたちに、大人になってもこのまちで住み続けてもらうためには、何とかしてまちの経済を活性化させ、そして雇用を増やさなければなりません。そのためには、これまでのものづくり一辺倒から、日本は今、発想の転換が必要な時期に来ていると考えています。視点を変えた商業、サービス業、農業、コミュニティビジネスなどが、次世代の産業として脚光を浴びることになると予想されます。
このことを踏まえると、まちづくりを進める上での観光振興におけるテーマの決定が重要になると考えられます。なぜなら、今後のまちづくりの大きな原動力である市民協働を推進していくには、それぞれの協働の担い手が自律的に活動するための指針が必要だからです。
観光振興においても、まちづくりにおけるテーマを明確に示し、市民協働の構成主体である各種活動団体と、それをコーディネートする市が進むべき方向を共有していくことで、それぞれの担い手が自らの発想でさらに大胆な活動が可能になるのではと思うところです。
そこで、まちづくりの柱となり、テーマとなる観光施策といった点を踏まえ質問に入りたいと思います。
まず1点目、観光基本計画についての1つ目、改訂に向けた基本的な考え方について、2つ目、現状における主な観光資源について。
2点目は、総合計画におけるめざす将来の姿と基本戦略について伺います。
1つ目、観光資源の発掘方法について、2つ目、物産品、土産品の開発について、3つ目、観光客の誘致に向けた取り組みについて、4つ目、歴史(遺跡を含む)、文化、伝統の観光資源としての認識について。
以上お伺いして、壇上からの質問を終わります。
(3番 林 秀人議員 降壇し質問席へ移動)
○議長(大島大東)
市長。
(市長 登壇)
◎市長(加藤功)
3番 林 秀人議員の御質問にお答えいたします。
御質問の1番目、観光施策についてでございますが、本市には、自然、歴史、文化、伝統芸能など魅力ある観光資源があり、平成15年3月に観光振興による産業育成、まちづくりを目的に知多市観光基本計画を策定し、観光振興に取り組んでおります。
御質問の1点目及び2点目につきましては、産業経済部長から答弁させますので、よろしくお願いいたします。
(市長 降壇)
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の1番目、観光施策についての1点目、観光基本計画についての1つ目、改訂に向けた基本的な考え方についてでございますが、観光基本計画策定から8年余りが経過する中、知多市観光協会の役員さんとともに、新たな観光客の誘致やおもてなし方法を検討するなど、観光基本計画をもとに事業の進捗に努めております。
また、今年度から始まりました第5次知多市総合計画におきましても、現在の観光基本計画に沿った内容を基本戦略として定めておりますが、今後の検討課題とさせていただきます。
次に、2つ目、現状における主な観光資源についてでございますが、本市には主な観光地として、25種類、4,600本の梅が咲く佐布里地区、かつて知多木綿の産地として繁栄した古いまち並みが残る岡田地区、さらにマリンスポーツや海水浴が楽しめる新舞子地区があります。
まず、佐布里地区では、平成20年2月に開催した梅サミットを機に、佐布里池梅林の整備や梅の木の増植、梅まつり開催期間の延長、東海4県の旅行会社へのPRなどの結果、観梅客数が平成13年の3万1,000人から、今年の15万1,000人へと大幅に増えています。
次に、岡田地区では、岡田コミュニティが中心となって行った岡田誕生400年を記念した事業や岡田へのツアーを機に、岡田街並みボランティアガイドの御活躍により、年々来訪客が増えています。
また、新舞子地区では、夏場のレジャーの多様化により海水浴客が減少していますが、新たにビーチライフイン新舞子の開催やみなとオアシスちた新舞子の登録認定による知名度の向上により、年間を通した利用者の拡大を図る取り組みを行い、観光客の誘致を図っております。
次に、2点目、総合計画におけるめざす将来の姿と基本戦略についての1つ目、観光資源の発掘方法についてでございますが、総合計画の観光振興の基本戦略では、地域の自然、歴史、文化、伝統、産業を活かして、観光資源を発掘するとしております。
新たな観光資源としては、現在、テーマパークを開園するなどの計画はありませんが、地域の観光資源の魅力を紹介するため、点から線への観光ルートとして、新舞子から岡田の古いまち並みをめぐるハイキング、梅まつり期間における佐布里から岡田をめぐるコース、さらに広域の取り組みとして、他市町の観光施設とを結ぶコースなど、いろいろな観光資源の組み合わせによる魅力の発掘を考えております。今後とも、地域を含む関係者と協議をして、新たな観光資源の構築を目指してまいります。
次に、2つ目、物産品、土産品の開発についてでございますが、商工会、観光協会、消費者代表及び市で構成する知多市物産振興会では、観光客や市民からの土産品の需要に応えるため、隔年に認定会を開催し、本市の郷土色、包装、風味、品質、価格などの項目で審査を行い、現在、14事業所の35品を知多市推奨品として認定しています。推奨品として認定された商品には、推奨品シールの貼付が許されるとともに、市の観光ガイドブック、ホームページへの掲載、庁舎の壁面への掲示、さらに各種イベントなどの賞品としたり、物産展に出展するなどPRに努めております。
また、梅サミットの本市開催に合わせ、梅にかかわりがあり、土産品として商品化ができ、本市の特産品となり得る創作土産品コンテストを実施し、推奨品として認定しました。
次に、3つ目、観光客の誘致に向けた取り組みについてでございますが、隔年に観光ガイドブックを2万部作成し、参加イベントや知多半島5市5町の大規模イベントでの配布、加盟していますみなとオアシス連絡協議会の構成市への設置、新しく市民になられた方への観光情報の提供、愛知県観光協会を通じて、伊勢湾岸道路の刈谷パーキングエリアや知多半島道路の阿久比パーキングエリアの観光情報コーナーへの設置を行っています。
また、各種イベントについて市ホームページでの紹介、マスメディアや情報機関紙への情報提供、ポスターやチラシを名鉄主要駅や公共施設へ設置するなどし、本市の観光情報のPRを行い、観光客の誘致に取り組んでおります。
さらに、市単独でなく、知多半島5市5町や関係機関と連携した取り組み、全国梅サミット協議会やみなとオアシス連絡協議会に参加して、観光・産業交流を推進し、観光客の誘致を図っております。
次に、4つ目、歴史(遺跡を含む)、文化、伝統の観光資源としての認識についてでございますが、本市の歴史や文化、伝統芸能などは、大切な観光資源と認識いたしております。
岡田景観ガイドブックでは、かつて知多木綿発祥の地として繁栄した岡田の古いまち並みを紹介し、また大河ドラマの「江」の放映に合わせ、観光協会が作成したお江の最初の嫁ぎ先周辺知多市散策マップで、ゆかりの大草城や寺本城などの史跡や神社仏閣、さらに岡田地区を紹介しており、イベントの折に配布しております。
さらに、国指定重要無形民俗文化財の尾張万歳の八幡神社正月奉納、県指定無形民俗文化財の朝倉の梯子獅子の牟山神社奉納や岡田の春まつり山車の木偶の舞のポスターを作成し、広くPRするとともに、梅まつりや産業まつりのステージに出演していただき、来場者のおもてなしにも活躍していただいております。さらに、市内の有名な神社仏閣も貴重な観光資源であり、観光ガイドブックで紹介しておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
詳細な御答弁ありがとうございます。
それでは、再質問をさせていただきます。
まず、観光施策についての1点目、観光基本計画についての1つ目、改訂に向けた基本的な考え方についての再質問ですが、観光基本計画について、今後の検討課題とのことですが、観光基本計画が策定された平成15年と現在とでは、大きく幾つかの点で状況が変化していると言えます。
1つは、国が観光立国を目指し、観光立国推進基本法、観光立国推進基本計画を策定し、観光を次世代の産業の柱として位置付けたことです。
もう1つは、まちづくりのあり方を市民参加から市民協働に転換し、その推進を始めたことです。
また、観光基本計画では、上位計画として、愛知県観光基本計画、知多市総合計画を挙げていますが、愛知県観光基本計画は、愛知県観光振興基本計画として、平成22年3月に新たに策定されています。
また、市総合計画は、今年、平成23年度を始期とした第5次総合計画が策定されています。観光基本計画も、このような点を踏まえた改訂が必要だと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、現在の観光基本計画は、先ほど林議員も携わったとのことでありますが、様々な立場の方々の御協議により取りまとめられたもので、今現在も十分通用する計画であると思っております。
そうしたことから、第5次総合計画では、この観光基本計画の中から、ここ10年で取り組んでいくものを計画として挙げさせていただいております。
また、観光は1年や2年でできるものではありません。先ほど答弁させていただきました佐布里池梅まつりでもそうですが、一つひとつを充実させていった結果、今日のような観光地として注目を集めてきたものと思っております。
そうしたことから、今のところ観光基本計画と第5次総合計画に沿って進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
ありがとうございました。
次に、2つ目、現状における主な観光資源についての答弁に対する再質問ですが、佐布里地区、岡田地区、新舞子地区が知多市の観光資源の三本柱であるということですが、まず1点目、佐布里地区において、梅まつりの期間の観梅客が増加しているとのことですが、それ以外の時期の集客についての取り組みをお聞きします。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、現在、梅まつりを観光事業として取り組んでおります。
佐布里緑と花のふれあい公園では、年間を通して梅や緑化に関する参加体験型施設として、各種イベントのほか、料理教室、工作教室、自然観察会、さらに週末の佐布里朝市など、多くの方々が訪れています。
今後とも、佐布里地区の観光資源として成長していくことを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
ありがとうございました。
次に、岡田地区について、駐車場が少ないという問題があります。計画の中にも、駐車場の確保などを進めるとありますが、駐車場の確保について、現状の取り組みと今後の具体策についてお聞きします。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、新たな駐車場を確保することは非常に難しく、地元では既存のお店と協力して、駐車場やトイレを確保し、観光客の誘致を図る取り組みをしていただいております。
市といたしましても、こういった活動を支援していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
ありがとうございました。
次に、新舞子地区において、みなとオアシスちた新舞子の登録認定を受け、年間を通した利用者の拡大を図る取り組みを行い、観光客の誘致を図っているとのことですが、具体的な取り組み内容をお聞かせください。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、昨年度のビーチライフイン新舞子開催にあわせ、みなとオアシスの認定を受け、現在、国を通じて全国に情報発信がされております。
これを機会に、今年の5月のビーチライフイン新舞子では、みなとオアシス観光物産展を開催いたしました。また、新舞子マリンパーク指定管理者と愛知県ビーチバレー連盟の協力により、ブルーサンビーチにビーチバレーコートが常設され、いつでもビーチバレーができる環境が整い、集客に期待しております。
さらに、ウインドサーフィンの伊勢湾カップへの支援や海上カーニバルも引き続き行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
ありがとうございました。
次に、2点目の総合計画におけるめざす将来の姿と基本戦略についての1つ目、観光資源の発掘方法について再質問させていただきます。
答弁で、地域を含む関係者と協議をして、新たな観光資源の構築を目指すとのことですが、その詳細をお聞かせください。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、知多市観光協会には、各地区の代表、商店やお祭りなどの関係者に御参加いただいており、いろいろな観光イベントの企画や運営について御協議をいただいております。
また、多くの観光客を招くこととなりますと、地域での受入体制の御協力をお願いすることもあります。
さらに、民間との協力として、名古屋鉄道などの企画に、本市の観光地めぐりを取り入れていただくための協議などを行い、新たな観光資源の構築を目指してまいりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
ありがとうございました。
次に、2つ目、物産品、土産品の開発についての再質問をさせていただきます。
物産品の中には飲食も含まれると考えますが、今流行の御当地グルメ、B級グルメといったことへの取り組みはございますか。今後の予定でも結構ですので、お聞かせください。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、こういったグルメ大会による人おこし、まちおこしが日本各地で行われております。
先月に開催いたしました産業まつり実行委員会において、次回の開催が第40回という節目に当たることから、自慢料理を出す企画をとの提案もありました。単独でのグルメ大会の開催までは難しいと思われますが、産業まつりの中でこういった取り組みができないか、今後、関係者と検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
ありがとうございました。
次に、3つ目、観光客の誘致に向けた取り組みについてですが、まずは、様々な取り組みをされていることがわかりました。その上での再質問ですが、今はホームページを使った情報発信がとても有効なのは言うまでもありません。知多半島の他市では、どこも観光協会単独でホームページを持ち、かなり詳細な情報発信をしていますが、知多市も今後、特に観光部分のホームページの充実を図る必要があると考えますが、いかがでしょうか。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、本市では、観光の紹介として、知多市ホームページの商工振興課の観光ホームページで観光情報を発信しております。今年度も一部内容の充実を図っておりますが、他市町の観光のホームページを参考に、さらに充実してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
ありがとうございました。
次に、4つ目、歴史(遺跡を含む)、文化、伝統の観光資源としての認識についてですが、市内の様々な歴史、文化、伝統を観光資源として認識していただいていることがわかりました。
そこで、再質問ですが、質問の中で、歴史(遺跡を含む)とさせていただきましたが、遺跡についてどのような認識をお持ちかお聞かせいただきたいのですが、ここで私から提言させていただき、その後に御答弁いただきたいと思います。
私は、知多市はとても豊かな歴史を持つまちであると思っております。知多市は、幾つかの縄文遺跡が見つかっており、かなり大昔から人が住んでいたことがわかっています。また、日本書紀に知多市に関連する記述もあります。そのような豊かな歴史の中でも、特に縄文にスポットを当てた歴史ロマンのまちづくりを提案いたします。
先ほど冒頭で、観光には特徴が必要だと申しましたが、まちの最大の特徴は、歴史、文化、伝統と言えます。知多市には、多くの縄文遺跡が発掘されており、数千年前から人が生活していたことがわかっています。貝塚の確認されている数では、知多半島で一番多いと言えます。
知多市の観光の現状を見たとき、通年型、体験型の観光資源の発掘が必要であると言えます。縄文遺跡を活用した観光施設は、国内に何か所かありますが、そこでは土器づくり、勾玉づくり、火おこしなど、様々な体験ができるようになっています。また、縄文時代は、食文化も豊かであったことから、飲食メニューや物産品、土産品にも波及させています。
愛知県内にも縄文をテーマにした体験型施設があります。田原市にある「シェルマよしご」という施設ですが、今のところここだけだと把握しています。縄文時代については、学校の歴史でも出てきますので、遠足や社会見学などにも活用いただけると考えられます。
知多市においても、例えば梅の館周辺の豊かな森の中に竪穴式住居を市民の方のお力をかりながら復元させたり、各種縄文体験のインストラクターを養成したりするところからスタートしていけばよいのではないかと考えます。そのような御提案をさせていただき、改めて再質問させていただきます。
知多市において遺跡を観光資源として活用することは可能でしょうか。
○議長(大島大東)
産業経済部長。
◎産業経済部長(竹内尚明)
御質問の件につきましては、現在のところ遺跡を利用した観光資源への取り組みは考えておりませんが、今日御提案のあったものがある程度認識された場合には、その後の検討課題とさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
林議員。
◆3番(林秀人)
御答弁ありがとうございました。
それでは、要望と提案をいたします。
これからの行政は、明るい将来の姿を描き、市民の皆様に提示していくことがとても大切だと思います。その場合に、文書であれ、将来予想図のような絵であれ、市民の皆様がイメージできるような形でお伝えしなければ、そのお力を発揮していただけないと思います。
私は、デザインの仕事に長く携わっており、常に納期を意識して仕事をしてまいりました。納期があることで集中力が増し、ひらめきが生まれることを実感してきました。その経験から、計画実現に必要な要素の一つに、最終期日の明確化があると実感しております。観光基本計画については、期日の設定されていない項目が多いため、期日設定を入れ、上位計画を踏まえた、さらには市民の皆様がイメージできる形での改訂を要望いたします。
それでは、以上をもちまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)
○議長(大島大東)
3番 林 秀人議員の質問を終わります。

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