一般質問 平成24年(2012年)9月議会

公式ホームページの運用について
(1) 公式ホームページの現状について
① 使いやすさに対する評価について
② 管理に要する経費について
③ 運用の基準及び方法について
(2) 情報化計画における今後の運用について
① CMS(コンテンツ管理システム)導入について
② CMS導入の課題について
(3) 各種インターネットサービス導入の考え方について
① 使用するソフトウェアについて
② 動画を使った情報発信について

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p align=”left”>○議長(大島大東)
 次に、3番 林 秀人議員の質問を許します。3番 林 秀人議員。
     (3番 林 秀人議員 登壇)
3番(林秀人)
 議長のお許しを得ましたので、先に通告した公式ホームページの運用について質問をいたします。
 知多市の公式ホームページは、平成11年、1999年2月に開設され、以来、本市職員の手づくりで運用されています。当時、私もインターネットやホームページに将来性を感じ、ホームページの作成を始めたころなので、自分の住むまち、知多市にホームページが開設されたことをとてもうれしく思ったことを記憶しています。
 一方で、その頃はまだインターネットの普及は進んでおらず、利用できる家庭はごく少数でありました。当時、「林君、インターネットなんてだれも見ていないよ。それに、ホームページなんてそのうちなくなって、すべて携帯電話で情報を見るようになるんだよ」とよく言われたものです。それほどインターネットやホームページというものがまだまだ未知数で、わけのわからない存在であったということです。それから十数年で状況はがらっと変わってきています。今やインターネットは情報通信面での重要なインフラ、社会資本になっています。
 この間の利用率の変化を見ますと、1999年、知多市の公式ホームページが開設された年のインターネット人口普及率は21.4パーセント、翌2000年には37.1パーセント、そして昨年、2011年は79.1パーセントとなっており、この12年で利用率は約4倍に増え、今や8割の人が利用する、ごくごく一般的な情報通信手段となっています。
 年齢別の利用率からインターネットの利用格差、いわゆるデジタルデバイドの状況を見てみますと、2006年末には、10歳代後半から40歳代にかけては利用率が90パーセント前後に達している一方、60歳代後半では5割以下、70歳代では約3割と低くなっていました。しかし、2011年末には60歳代後半で6割、70歳代で4割となり、年齢別のデジタルデバイドはかなり改善されていると言えます。今後、さらに操作の簡単なタブレット端末の普及や、テレビで簡単にインターネットが閲覧できるようになることも予想されますので、利用格差は今後ますます縮小していくものとみることができます。
 これは、何が言いたいかというと、もはやホームページでの情報発信は、利用率が低い時代の特別な情報発信から、多くの人が利用する普通の通常の情報発信手段になってきているということです。
 このような状況でありますので、ホームページはできるだけ多くの人がひとしく利用できるよう、アクセシビリティの観点が重要になってきています。ホームページのアクセシビリティとは、利用するすべての人が、年齢や身体的制約、利用環境等に関係なくホームページで提供されている情報に問題なくアクセスし、情報の内容や機能を利用できることをいいます。
 2004年6月8日には、ホームページのアクセシビリティが国家規格であるJIS規格化されました。これを機に総務省は、国及び地方公共団体等の公的機関のホームページが高齢者や障がい者を含むだれもが利用しやすいものとなるよう、みんなの公共サイト運用モデルを公開しています。当然ながら、知多市の公式ホームページにおいても、JIS規格やみんなの公共サイト運用モデルに準拠した、だれもが容易にアクセスできる使いやすいホームページであることが求められます。
 正直に言わせていただくと、知多市の公式ホームページは、現在、理想の状態にあるとは言えません。改善をしていただきたいという思いは以前からありました。しかしながら、今年3月に出された知多市情報化計画の中でCMSの導入が予定されていたことから、数年後には理想の状態に近づくであろうと一安心したところであります。
 CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システムの略ですが、簡単に言えば、専門知識がなくてもホームページがつくれる仕組みのことをいいます。
 私は現役のホームページデザイナーでもありますが、最近ではCMSを使ったホームページの製作が主流になりつつあります。また、先日は、知多市社会福祉協議会さんのホームページを作成・更新されているパソコンボランティアまうすの会さんにCMSについて説明させていただく機会をいただきました。今までホームページビルダーというホームページ作成ソフトを使ってホームページを作成していた、まうすの会の会員の皆さんからは、簡単な操作でホームページづくりができるCMSの存在を知り、これなら迅速な情報発信ができる、今後、導入に向けて研究していきたいなどの感想をいただきました。
 CMSの導入は時代の流れであり、知多市の公式ホームページもなるべく早く導入すべきと考えます。議会を傍聴された方へのアンケートの結果などを見ますと、広報ちたや市議会だよりの記事をごらんになって来られる方より、ホームページを見て来られる方のほうが多いという結果も出ていることから、市にとっては重要な情報発信手段でありますし、市民の方にとっては重要な情報収集手段になっています。知多市情報化計画でもCMS導入は計画されておりますが、導入前においてもできる限りアクセシビリティ、利用のしやすさを向上させなければならないと感じております。
 ホームページだけでなく、インターネット上では様々なサービスが提供されています。インターネット上で提供される各種サービスは、実は無料で利用できるものが大変多くあります。この中でもツイッターは、東日本大震災において様々な連絡手段が途切れる中で唯一と言ってよいほど機能し、有効な連絡手段となり、また、情報発信、情報収集にも役立ったとのことです。このことを受け、震災後、ツイッターのアカウントを取得する自治体は増加しています。
 ツイッターというのは、インターネット上に140文字を上限とした短い文を投稿することによって、コミュニケーションしたり情報を共有することができる無料のインターネットサービスです。
 また、ツイッターと並び日本国内でも主要なソーシャルメディアとなっているインターネットサービスにフェイスブックがあります。ソーシャルメディアとは、情報の発信者と受信者、あるいは受信者同士のコミュニケーションができ、また、そのコミュニケーションのやりとりが見える化されたインターネットサービスです。フェイスブックも自治体での採用が増加しています。
 フェイスブックは、実名で情報交換ができる無料のインターネットサービスです。また、フェイスブックは、ツイッターと違い長文の投稿も可能で、写真や動画も表示できます。フェイスブックについては、佐賀県武雄市が市の公式ホームページをフェイスブックで運用しており、全国から注目されています。
 これらインターネットサービスの導入の利点は、1つは災害に強いことです。ホームページのサーバーが被災地内にあればホームページの閲覧はできなくなる可能性が高くなりますが、インターネットサービスの場合、サーバーが遠隔地にあったり、常にたくさんの人が利用するため、災害時にもサービスが維持しやすいと考えられます。つまり、災害時に自治体として情報発信したり、情報収集したり、連絡をとったりする通信手段を補完する役割を持たせることが可能となるわけです。
 一方、今、利用が進んでいるインターネットサービスには、ユーチューブやユーストリームといった動画を公開できるサービスもあります。ユーチューブは、利用者がビデオ映像をインターネット上に投稿、閲覧できるサービスで、議会の動画配信をはじめ観光PRなど、様々な方法に日本各地の自治体で利用されています。ユーストリームは、インターネット上に生中継の映像を放映できるサービスで、こちらも議会の生中継に多く利用されています。県内では犬山市議会が採用しています。
 以上、長くなりましたが、今回の一般質問を行うに当たっての状況の説明等を終わりまして、質問に入りたいと思います。
 まず1点目、公式ホームページの現状についての1つ目、使いやすさに対する評価についてですが、これについては、地方公共団体等におけるウェブアクセシビリティ評価の取り組みを促進することを目的として総務省が開発したみんなのアクセシビリティ評価ツールというものがあります。こちらを使った評価が行われていましたら、それについてもお答えください。
 2つ目、管理に要する経費について、3つ目、運用の基準及び方法について。
 2点目、情報化計画における今後の運用についての1つ目、CMS(コンテンツ管理システム)導入について、2つ目、CMS導入の課題について。
 3点目、各種インターネットサービス導入の考え方についての1つ目、使用するソフトウェアについて。こちらは、先ほど述べましたソーシャルメディアのツイッターやフェイスブックなどの導入についてお聞きいたします。
 2つ目、動画を使った情報発信について。
 以上、お伺いして、壇上からの質問を終わります。
     (3番 林 秀人議員 降壇し質問席へ移動)
○議長(大島大東)
 市長。
     (市長 登壇)
◎市長(加藤功)
 3番 林 秀人議員の御質問にお答えいたします。
 御質問の1番目、公式ホームページの運用についてでございますが、市のホームページは、市民の暮らしに必要な情報や観光、イベント、文化財等の地域の情報、知多市の財政状況や議会会議録等の行政の情報を発信しています。ホームページは、新しい情報が豊富に掲載できることから、様々な利用者にとって見やすく、わかりやすいものであることが求められ、その担う役割はますます大きなものとなってきております。
 御質問の1点目から3点目までにつきましては生活環境部長から答弁させますので、よろしくお願いいたします。
     (市長 降壇)
○議長(大島大東)
 生活環境部長。
◎生活環境部長(淺田文彦)
 御質問の1番目、公式ホームページの運用についての1点目、公式ホームページの現状についての1つ目、使いやすさに対する評価についてでございますが、インターネットの普及により、市では平成10年度に公式ホームページを開設し、14年度から各課が作成に携わり、19年度には、アクセスしやすくするための作成ガイドラインを定め、行政情報の提供に努めております。
 市のホームページは、職員の手づくりのため親しみが持てるという御意見の一方で、全体的にデザインなどの統一感がない、トップページから必要な情報を探しにくい、ページによって情報量に差異があるという御意見もいただいております。
 また、みんなのアクセシビリティ評価ツールを使い、市のトップページ及び各課等のホームページの合計35ページを評価したところ、音声読み上げソフトの利用者に対する使いやすさなどは、「非常によい」が該当なし、「よい」が21ページ、「悪い」が3ページ、「非常に悪い」が11ページという評価で、弱視、色覚異常などがある方へのやさしさなどにつきましては、「非常によい」が23ページ、「よい」が11ページ、「悪い」が該当なし、「非常に悪い」が1ページという評価でありました。
 次に、2つ目、管理に要する経費についてでございますが、平成24年度当初予算額では、ホームページのデータを保管するためのサーバ使用料及びホームページアドレスの維持管理料として年間126万円を計上しております。
 なお、ホームページの作成につきましては、職員の手づくりのため、作成に係る外部への人件費などはかからず、作成ソフトとして使っているホームページビルダーにつきましても、従来から購入を進めてきたことから現在ではすべての課に配付されているため、この部分の費用はかかっておりません。
 次に、3つ目、運用の基準及び方法についてでございますが、運用の基準につきましては、ホームページを作成するための基準として知多市公式ホームページ作成ガイドラインを平成19年6月に作成しております。このガイドラインは、17年にあいち電子自治体推進協議会インターネット環境利用研究会が定めたアクセシビリティの向上に向けたホームページ作成ガイドラインをベースに、基本的な考え方として、高齢者や障がい者といった利用にふなれな方など、だれもが使いやすく、さらに閲覧する方の環境の違いに左右されないホームページづくりを目指すものであります。
 このガイドラインの運用に当たって、取り組むべき重要度の高い項目を満たしている割合が80パーセント以上である課が課全体の80パーセント以上となるように目標を掲げ、これまでに各種の改善に努めてきたことから、23年2月における進行調査では当初の目標を達成しております。また、毎年職員を対象に開催している広報主管者会議におきまして、このガイドラインに適応するように指導しております。
 運用の方法につきましては、各課が作成したホームページのデータが広報担当に提出されますと、広報担当はホームページデータの更新等の作業を行い、原課での確認が終了後、インターネットに上げるという方法で行っております。
 次に、2点目、情報化計画における今後の運用についての1つ目、CMS(コンテンツ管理システム)導入についてでございますが、最近、多くの自治体では、ホームページの体系的管理、配信等を統合的に行うCMSなどのシステムを活用したページづくりが行われております。知多市を除く知多半島4市5町におけるCMSの導入状況につきましては、すでに4市3町が導入しており、導入していない南知多町及び美浜町についても導入に向けた検討を行っていると伺っております。
 平成24年3月に策定した知多市情報化計画では、24年度にホームページの管理方法やリニューアル等についてCMSの活用等の検討を行い、25年度にホームページの管理方法の変更及び現在のデータ移行等によりホームページ全体の再構築に取り組み、26年度に運用を開始する予定であります。
 現在、CMSを使っている近隣市から導入に関する情報の収集を行うとともに、CMSの費用対効果や使いやすさなどについて検討を進めているところであります。
 次に、2つ目、CMS導入の課題についてでございますが、CMSのメリットは、ホームページ全体に統一感があり、目的とする記事内容に到達しやすく、音声読み上げや文字の拡大などのバリアフリー機能も備わります。さらに、技術的な知識がなくても簡易にホームページの作成ができるなどといったことが挙げられます。
 一方、課題といたしましては、導入及び毎年の運用に一定の経費がかかること、また、現在使用しているホームページのデータをCMSに移行するための作業や、そのための職員への事前研修も必要になると考えられます。
 次に、3点目、各種インターネットサービス導入の考え方についての1つ目、使用するソフトウェアについてでございますが、最近、インターネット上でのコミュニケーションツールとして、フェイスブックやツイッターなどの利用者は増加傾向にあります。県内の市でフェイスブックやツイッターを情報発信等の手段として活用している自治体は現在のところ5市ほどありますが、各市とも市からの情報発信がほとんどで、双方向での利用はされていないのが現状であります。しかし、東日本大震災では、携帯電話や携帯メールが利用できない中、ツイッターなどでの情報が有用であったということも伺っており、フェイスブックやツイッターといった媒体の使用につきましては、ホームページの見直しの機会に、市としてどのように活用していくか、先進自治体の状況等を踏まえながら検討していきたいと考えております。
 次に、2つ目、動画を使った情報発信についてでございますが、録画映像の配信や中継などのリアルタイムでの映像配信として、ユーチューブやユーストリームは多くの方に利用されています。ユーチューブ等を使用した動画配信は、市のビデオ広報や観光情報等を発信する上で有益な手段として考えられることから、今後、ホームページの見直しを行う中で検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
 林議員。
◆3番(林秀人)
 御答弁ありがとうございます。再質問させていただきます。
 まず、1点目ですが、知多5市5町で、知多市以外のホームページは、すべてのページ上部に共通のタイトルを設置してあります。このような標準的な構造は必要不可欠と考えますが、これについてどのように考えているかお聞きいたします。
○議長(大島大東)
 生活環境部長。
◎生活環境部長(淺田文彦)
 御質問の件につきましては、現在、市ホームページでは各課等が独自のデザインで作成しておりますので、標準的な構造を取り入れたものとはなっておりません。しかし、だれもが見やすいと感じるホームページであるためには、統一された標準的な構造スタイルを取り入れていくことは重要と考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
 林議員。
◆3番(林秀人)
 ありがとうございました。
 知多市の公式ホームページには、すべてのページ上部に共通のタイトルが設置されていないため、検索で情報にたどり着いた場合、だれが出している情報なのかわかりません。これが知多市のホームページの最大の欠点と言えます。早急な改善が必要であります。
 次に、視覚障がい者のための読み上げ機能への対応、多言語対応、文字サイズの変更機能、メールフォーム、これはメール送信用の記入欄の設置されたページです。また、ホームページ内検索の各ページへの設置等は必要と思われますが、対応の予定はあるのかお聞きいたします。
○議長(大島大東)
 生活環境部長。
◎生活環境部長(淺田文彦)
 御質問の件につきましては、現在、市のホームページでは、読み上げ機能をはじめとした各種機能は具備しておりませんが、今後、CMSの導入に向けた調査・研究を行う中で、各種機能の充実も含めて検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
 林議員。
◆3番(林秀人)
 ありがとうございました。どれも必要な機能ですので、CMS導入の際には設置されるよう調査・研究を進めていただきたいと思います。
 次に、ヤフーやグーグルなどを利用してホームページ上の情報を検索する場合に、知多市の情報が上位に表示されることを意識したつくりになっているかお聞きいたします。
○議長(大島大東)
 生活環境部長。
◎生活環境部長(淺田文彦)
 御質問の件につきましては、ホームページの作成時に見出しの設定等を適切に行うことで、ヤフーやグーグルなどでの検索の際、上位に表示される可能性が高くなります。
 見出しの設定等につきましては、知多市公式ホームページ作成ガイドラインにも定められておりますので、職員を対象とした広報主管者会議におきましてさらに指導してまいりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
 林議員。
◆3番(林秀人)
 ありがとうございました。
 一例ですが、「知多市 統計」というキーワードで検索すると、常滑市、半田市、大府市、東海市などの統計ページは上位に検索されるのですが、なぜか知多市の統計情報を掲載した知多市データバンクは、少なくとも最初の5ページには出てきません。検索によって市民の皆さんが求める情報を素早く提供できるよう、検索のチェックもお願いいたします。
 次に、総務省が作成したみんなの公共サイト運用モデルでは、各団体のホームページ等は、平成22年に改正されたJIS規格に基づいたアクセスのしやすさなどに対応するよう求められていますが、対応は可能かお聞きいたします。
○議長(大島大東)
 生活環境部長。
◎生活環境部長(淺田文彦)
 御質問の件につきましては、みんなの公共サイト運用モデルでは、国及び地方公共団体等の公的機関は、この運用モデルを参考に、各団体の事情を踏まえて期限と達成等級を検討し、できるだけ速やかにJIS規格に基づいたアクセスのしやすさなどに対応するよう求めております。
 既存のホームページを改善する場合は、JIS規格に準拠するため全面的な見直しが必要となり、アクセスのしやすさなどへの対応にはある程度の期間を要すると考えられます。CMSを導入してリニューアルを行う場合には、JIS規格の準拠が必須であるとの条件を指定する予定ですので、アクセスのしやすさなどの対応はCMSの運用と同時に可能になるのではないかと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
 林議員。
◆3番(林秀人)
 ありがとうございました。
 次に、CMSについての再質問ですが、導入経費が多額になることが予想されますが、それでも私は、導入は絶対に必要不可欠であると考えています。
 現在、国内の自治体でCMSの無償公開ソフトを使用する事例が増えていますが、当市では検討されているか、お聞きいたします。
○議長(大島大東)
 生活環境部長。
◎生活環境部長(淺田文彦)
 御質問の件につきましては、御指摘のとおり、CMSの導入に当たり無償公開ソフトを使用する自治体の事例が増えてきている状況であります。本市におきましても、導入経費をなるべく抑制するために、無償公開ソフトも含めて検討を進めているところでありますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
 林議員。
◆3番(林秀人)
 ありがとうございました。私も無償公開ソフトで構築された自治体のホームページを幾つか閲覧してみましたが、いずれも統一感のある見やすいホームページとなっていました。ただ、無償公開ソフトであっても当初の製作や管理などに費用が発生しますので、ランニングコストも含めて御検討いただきたいと思います。
 次に、CMSに移行する場合、データの移行が課題とのことですが、現在、総ページ数はどれぐらいあるのかお聞きいたします。
○議長(大島大東)
 生活環境部長。
◎生活環境部長(淺田文彦)
 御質問の件につきましては、庁内のホームページのフォルダ内を検索した結果、約7,500ページでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
 林議員。
◆3番(林秀人)
 ありがとうございました。7,500ページと、とてもたくさんのページがあることをお聞きし、移行の大変さが想像されます。CMSの導入検討については、移行コストについてもお考えいただきたいと思います。
 次に、CMSへのデータ移行で、文書構造を厳格にしていくことが求められます。今すぐにでも始めれば移行がスムーズになると考えますが、対応は可能かお聞きいたします。
○議長(大島大東)
 生活環境部長。
◎生活環境部長(淺田文彦)
 御質問の件につきましては、ページ内の情報を視覚的にわかりやすく配置することや、不必要な要素を減らし、シンプルな画面構成を心掛けることは、ホームページを作成する上で、またCMSの導入に向けても重要と考えておりますので、常に留意してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(大島大東)
 林議員。
◆3番(林秀人)
 ありがとうございました。文書構造を意識することは、見やすく検索されやすいホームページづくりにつながります。文章には大見出し、小見出しなどの適切な見出しを付ける。各ページのタイトルをホームページ全体を通して統一したルールのもとに設定する。このようなことで、現状の使いやすさの向上のみならず、CMS導入時の負担軽減にもつながることと思いますので、ぜひ進めていっていただきたいと思います。
 それでは、要望に入らせていただきます。
 まず、知多市の公式ホームページの現状は理想の状態になく、恐らく市民の皆様には御不便をおかけしていることと思われます。早急に改善をお願いしたいと思いますが、御答弁をお聞きする中で、CMSの導入で様々な問題が解決されるのではないかと感じております。ここまで手づくりで運用されてこられたということですが、今日質問をさせていただきましたように、現在のホームページ運用では様々な要素を考慮しなければなりません。職員さんの手づくりで運用することは極めて困難な状況になってきていると言えます。もちろん、それを十分に認識されていることから、CMS導入が計画されていることと思います。これは時流に沿った動きであり、自信を持って進めていただきたいと思います。CMSの早期導入をお願いいたします。
 続いて、各種インターネットサービスのツイッターやフェイスブックなどですが、災害時にも活用でき、しかも無料でありますので、全国のすぐれた使用事例などを参考にしていただき、導入の検討を進めていただきたいと思います。動画を発信できるインターネットサービスも、導入を積極的に検討していただきたいのですが、利点としては、動画の情報は非常に理解しやすいことが挙げられます。イベントの告知なども、前年の映像を使えば、文字や写真を組み合わせたチラシやホームページより格段に雰囲気などが伝わると思います。また、市長さんの動画メッセージなども気軽に公式ホームページで閲覧できるようになります。こちらも、ユーチューブやユーストリームは無料で使えますし、全国の自治体で利用が進んでいますので、導入を積極的に検討していただきたいと思います。
 以上、要望いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました(拍手)
○議長(大島大東)
 3番 林 秀人議員の質問を終わります。
     (3番 林 秀人議員 自席へ移動)
○議長(大島大東)
 ここでお諮りいたします。間もなく12時でございます。この際、昼食休憩にいたしたいと存じます。これに御異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
 異議なしと認めます。よって、ただ今から午後1時まで休憩いたします。
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     (休憩 午前11時46分)
     (再開 午後0時59分)
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