「日本再生の処方箋」~子どもたち、若者たちのために~
- 2011/2/6
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////所属しているNPO新青樹の会報の巻頭コラムに寄稿しました。//////
「日本再生の処方箋」~子どもたち、若者たちのために~
林 秀人
日本は今、重苦しい閉塞感につつまれています。私はその中でも特に少子化、国と地方の財政赤字、若者の就職難が大きな問題だと思っています。これらの問題は全て次の世代の負担となります。
次の世代に負担をつけ回ししたくない。何とか自分たちの世代でかたをつけたい。そんな風に思っています。
この閉塞感の原因は何でしょう?。一言でいえば「創造力の欠如」なのだと思います。今の日本では魅力的な商品、サービスが少ないと感じます。面白いものを創り出す力「創造力」が足らないからだと思います。確かに世の中の試験で、知識と技術を測ることはあっても「創造力」を測る試験は多くありません。そのため、創造力を身につける教育も行われません。
私は、日本再生の処方箋は創造力にあると思います。よく、お金を供給すれば景気が良くなると言われますが、どんなにお金があっても魅力のない商品は欲しくありません。まずはお店・会社(NPOも!)が魅力ある商品・サービスを生み出すことが必要です。それによって働く場所が生み出されます。街の中で働く場所ができると、都市や生産地に雇用を依存しなくてもよくなります。通勤時間が短くなり家族の時間が増えます。通勤時間が短い世帯は子どもの数が増えるというデータもありますから、雇用が都市に集中しなくなると少子化も改善されます。
では、創造力はどうやって身につければよいのでしょう?これには、好奇心を阻害しない遊びが重要だと思います。やりたいと思ったらやってみる。作りたいと思ったら作ってみる。
今やっと、日本の企業も創造力を重視した採用を始める兆しが見え始めました。ちゃんと遊ぶことが職業という社会奉仕活動に参加する準備になります。どうか子どもたち、たくさん遊んでください!
私たち大人は、君たちがのびのびと遊べる環境作りをすすめ、君たちの負担を減らしていきます。
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